【漫画】「美味しんぼ」に登場したスパイスたち【スパイス】

「美味しんぼ」   第24巻 

 カレー勝負

「カレー」って何だ?はこの巻が出たころ、意識もしていませんでした。カレーはインド。カレーは辛い。スパイスを使う。・・・ぐらいでしょうか。当時としては、この本はかなり前衛的だったんだな、と思います。

大変印象的なシーン、食の達人でもある海原雄山が日本的カレー屋さんの店長に「カレーとはなにか」を問いただす…怖いようw。

この店長、実は前にもカレーに関して難題を吹っ掛けられて山岡さんに助けられているんです。その時の難題は、店長の柔道時代の師匠でもある義父より「牛肉・豚肉・鶏肉以外でカレーを作ってうまければカレー屋さんをやってよい」という、とんでもないものでした。見事この難題を切り抜け(骨髄でカレーを作った)、カレー屋さんとして繁盛したそうな、めでたしめでたし・・・だったのに、また突然このよくわかんないおじいさんに、今度はカレーの根本原理を問われるなんて・・・(ある意味幸運とも言えますけど^^)

とにかくインドに行くことになりまして、インドにおける我々が「カレー」と言っていたものに関して根っこから学びなおせます。なにぶん、漫画の中のお話、なのでどうしても(?)ミステリー謎解き形式にだんだん紹介していっておりますが、日本人的な見地からはかなり楽しく読むことができます。

なにより、この本をもう一度買いなおして読み直したのはスパイス集めにも参考になったからでした。何冊か、スパイスの本は購入しましたが、乗っていないものも結構あった印象があります。

下記、普通の輸入食品店では売っておりませんでした・・・。

【24巻で出現できたスパイス】

アムチュール

ビッグ・カルダモン→のちに発見

モルジブ・フィッシュ

アサフェディタ →のちに発見

めもなんかしちゃったりして、けっこう探したのです。当時はスパイス単体で販売しているところはかなり普通のスーパーでも希少でした。カルディなどでも探したのですが、カルディでも存在しないとは・・・(2010年あたりの当時のことですが)。なので、もっとディープなお店を探すことになりました。

レアなスパイスが売っているところってどこ?「上野:野沢屋」

最近では大久保があつい!!「大久保のスパイスやさん事情(工事中)」

「オーガニック」という言葉がはやったのが2010前後と大体推察しますと・・・このあたりから、にわかにスパイスの意識は高まっていった気がします。

2015前後から、スパイス料理のお店も増え、本格的なカレー屋さんも増えました。カレーの範囲にとどまらず、普段のバルや居酒屋にもホールスパイスが入っている総菜メニューが増えてきています。

「おっ!これは○○が効いているな!?」なんていう楽しみ方が増えてきていると思います。スパイスは、調味料とともに、詳しくなるだけで、外食や自炊の幅がぐぐっと広がることは間違いありません^^

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この記事を書いた人

音楽関係と囲碁関係の仕事を長い間、続けています。
どちらも本業、その両立は中々に大変です。仕事量と締切に追われ倒れてからは、食の方に目を向けてスパイス・カレー・発酵などを研究。
音楽は、作曲とバンドマスター、囲碁は入門初級インストラクターと店長的マネージメント。時たまカレー屋さん。
様々な2歳〜90歳範囲の人々と日々ふれあい学びを得て、色々な事象の「つながり」を大事にして生きています。感謝。

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