スパイスを使ってみるにあたって、いろんな形で販売していますね。主に二種類。「パウダー」と「ホール」です。たとえば同じスパイスでこのように二種類並んでいたら、どちらを買えばよいのか、ちょっと迷ってしまうかもしれません。さて、「パウダー」「ホール」どんなちがいがありますでしょうか。
【「パウダー」・・・すりつぶして粉末にした状態。】
◎ 粉状なので、そのままカレーなどにすぐ使える。
△ 賞味期限が短い。香りが飛びやすい。中身が本物かあやしい(笑)
とても便利ですが、もたないのですぐ使いましょう。また、あらかじめ混ぜてあってすぐに使えるのが「カレー粉」「ミックススパイス」です。
【「ホール」・・・そのままのかたちである状態。】
◎密閉していれば、かなりの長期間保存がきく。
△すりつぶすなどの場合は使うときに大変。
初めての人は味付け・香りづけなどのためにパウダーから入ることも多いようです。それもまた良し。しかし、パウダーはやはり、持ちが悪い点がちょっと気になってしまいます。湿気を吸ってカチコチになってしまったパウダースパイスの瓶、なんて経験はありませんか?(わたしはすごくあります)
ホールは、ちょっと手間ですが、スパイスミルや石臼ですりつぶせばパウダー状にできます。そして、1年なんてざらに持ちます。
「ホールスパイス」は一体どういうときにつかうのでしょうか。
①小ぶりのものは、そのまま入れる
小型のスパイスは、そのまま入れてしまいます。クミンシード・フェンネル・アジョワン・マスタードシード・セロリシード・などなどがあります。これらを、ニンニクの炒め物にまぶして鮮烈な香りをプラスしたり。クッキーなどにも練りこまれたりします。カレーにもある程度、そのまま入れています。
②香りづけとして投入する
オイルを熱して、ホールスパイスを入れると、強烈な香りづけができます。たいがい香りを付けた後は捨ててしまいますが、もったいなくて入れといてもOK。
たとえば、チャイの時も使います。シナモン・カルダモン・クローブを入れて香りをのせていきます。
⇒ 簡単チャイの作りかた 工事中
③保存用のピクルス液などに混ぜる
ピクルスは、酢の中に野菜を入れて保存する、もったいない精神をフル活用できるレシピだと思います。その中にディルなどを混ぜると香りがとても立ちます。やはりこれもホールの用が良いかもです。
⇒ 簡単ピクルスの作り方 工事中