映画という芸術と地元の持つ魅力のコラボレーション
地方のゆるキャラ、といえば何を思いますか?ばりーくん、せんとくん、くまもん、ひこにゃん、ちーばくん色々ありますね。
「Iターン」「Uターン」といった、地方回帰への流れが増えてくる現在。「ご当地もの」という地元名産のも人気が出て、ふるさと納税も盛んです。大河ドラマや漫画アニメで出てくるスポットが「聖地」と注目され現地へ旅行して出向く、、などなど、日本人自身が日本への造詣を深めたいという流れが出てきていますね。
各地の都市が伝統文化の特徴を前にだし、また新しいゆるキャラ含め様々なアピールポイントが出てきていることは、素晴らしい展開だと思います。
そんな中で愛媛県の新居浜市が、地元をどうやってクローズアップするかという命題において、画期的な展開を見せています。
今回は、IターンやUターンを考えている主人公たちが繰り広げる映画「ちょうど良い幸せ」の音楽を担当いたしました。
主演は愛媛出身の友近さん。地元の魅力を伝えながらもしっかりとしたドラマ形式で全6回のYoutube公開です。
映画とYoutubeの違い「低音」
「Youtube公開の映画」、他の映画館の映画との違いで、思うことはなんでしょうか。
私は「スピーカーの違い」がまず浮かびます。よく、映画館で地響きみたいな「ゴゴゴゴ…」といった、体も震えるような物理的な影響も及ぼす音の響きがありますね。でも実はそれは、映画館ならではの低音であって、パソコンやスマートフォンでは再現できません。それどころか、本来MP3などではカットされてしまいやすい低音の周波数なのです。
「人間」が聞いても判別がつかないくらいに低音部分がカットされているので、その容量が少なくなって軽い、というのがMP3などなど、そしてパソコンのスピーカーはその造りゆえに重低音が再現できないことが多いのです。
パソコン・スマートフォンからは普通のスピーカーより低音が聞こえづらい
そんなので曲に影響あるの?と言われてしまいそうですが、あります!!。
パソコンやスマートフォンのスピーカーからの視聴では、特に低音部分を担う「ベース」というい楽器の役割が聞こえづらいということになります。
例えば、ベースだけが音階を変化して展開を作り、高い音の部分は同じことの繰り返しをしている曲があったとします。パソコンのような、低音が聞こえづらいサウンドでこの曲を聞いてしまうと弊害が起こります。変化している低い音が聞こえず、高い音しか聞こえないので、「あれ、ずっとおんなじことやっているのかな?退屈だな…」という単調さに耐えられない曲に聞こえてしまう、という良くない環境になってしまうのです。
映画とYoutubeの違い「画面の大きさ」
「スピーカー」と違って「画面の大きさ」って、、、、。「そりゃあもちろん違うでしょ」ってなりますよね。その通りです。ただ、その場合どんな違いがあるかというと、
同じ動画でも、ちいさい画面よりおおきい画面の方が映像が「持つ」ことが多い。
意外とこれはわかりにくいんですが、簡単にいうと大きい画面で見ているときより、小さい画面で見ていると飽きやすい、ということです。
テレビを新しく買って大画面で、前の小さい画面と比べてみたり、映画館の巨大なスクリーンでみた映画をTV再放送で再度みてみたりするとわかるかもしれません。
そして、曲を作るにあたっては、本来、巨大スクリーンで観るならば曲がいらない場面であっても、YouTubeでパソコンで観る場合だと、曲があった方がいい、こんな判断を結構して曲を追加して行きました。観る環境で作る曲も曲数も変わってくる、こんな良い例だと思います。
Youtube公開!!『ちょうど良い幸せ』全6話 キャスト
「ちょうど良い幸せ」全6回ドラマはYoutube公開されています。
いつでもご視聴が可能です。
『ちょうど良い幸せ』第一話 「新居浜へ」
【概要】市職員聡子(友近)達が待つワクリエ新居浜に移住体験ツアー参加者たちが到着。 参加者の顔を見て怪訝そうな顔をする聡子や険悪な雰囲気のカップル。 ツアーに早くも嵐の予感が。。。
『ちょうど良い幸せ』第二話 「葛藤と新居浜の魅力、グルメ」
【概要】ツアーでは市内の施設見学、先輩移住者たちとの交流、さらには新居浜グルメを堪能。 懐かしの味に想いが溢れる直貴(佐藤永典)に、泣きながら熱唱する聡子、、、それぞれの想いが交錯する夜であった。
『ちょうど良い幸せ』第三話 「希望、心情の転機」
【概要】東洋のマチュピチュと称される別子銅山産業遺産がある東平にやってきた一行。恵(須藤茉麻)に背中を押され、友之(久保田悠来)は聡子に話しかけるが、、、 一方、集合場所に戻ってこない由希絵(藤木由貴)を心配する一行。由希絵の身に何が!!
『ちょうど良い幸せ』第四話 「絆」
【概要】無事に再会をはたした直貴と由希絵はこれを機に絆を取り戻す。必死に由希絵を探す友之の姿に聡子も胸を打たれる。
『ちょうどよい幸せ』第五話 「決断」
【概要】 由希絵の遭難事件から一夜明け、新居大島でのシーカヤック体験や、旧広瀬邸の見学を楽しむ一行。新居浜での思い出が彼らの胸に刻まれていく。 聡子と友之も互いに向き合い始めて、、、
『ちょうどよい幸せ』第六話 「幸せ」
【概要】 移住体験ツアーから一年。直貴と由貴絵、そして友之の姿はここ新居浜にあった。 今日は年に一度の新居浜太鼓祭り。総差し上げされた太鼓台に大興奮!それぞれの幸せのかたちを見つけたのであった。