囲碁の映画の音楽を担当することになりました。囲碁と音楽がつながると不思議な気持ちです。囲碁の世界も長いので、気持ちがわかるなあ、なんて思うことも多々ありました。囲碁映画の表現に、音の世界で関われたことに感謝しています。
ファイティング!!のキャストとフライヤー
出演者 立仙愛理(AKB48チーム8)、逢沢脩生、結城航星、山田栄子、長江健次、堀川りょう 台尭生、山下俊之介、平林保斗、秋山真凜、一乃瀬ひな、窪田佑、高宮竜海、平山恵、枡大地、村井翔一、菊地英登、寺嶋恵子、藍涼花、ばばばんび 鼬川太志 大西竜平(友情出演) 音楽:荒川仁 監督・脚本 東盛直道
ファイティング!!の協力と音楽制作
囲碁の映画ということで、役者さんの「囲碁の打ち方」を練習する時間が設けられました。
吉祥寺囲碁クラブ秀哉の対局場をご提供して、練習会を催しました。
また、東森監督は囲碁にも造詣が深く、囲碁の世界にまつわる人間関係を表現した映画を撮ること、また映画を通じて囲碁を広めたいという熱意をもって取り組んでいました。プロの囲碁打ち、棋士になった青年の悩み、アマチュアとプロの間の複雑な感情、勝負という厳しさの中に生まれる友情、そして、囲碁をしらない視聴者にも囲碁の興味をもってもらうこと。東森監督の伝えたい、表したいことが全部入っているかもしれません。
囲碁の音楽制作に関して
さまざまな人間模様におけるエモーションは、台本にあわせながら曲の作り方はスタンダードに、でも、今回は特別でした。大事な命題は
囲碁を打っている「対局」場面をどうやって曲にするのか。
囲碁のプロモーションPVのようないわゆる「モンタージュ」という場面です。たとえば、目標としては囲碁を知らない人が見ても、見ていて「かっこいいな」ってなってくれること。
囲碁のかっこよさってなんだろうと考えてラッシュを見て曲調を考える中で、囲碁のしごとをずっとやっていると逆にわからなくなってきていることに気がついてしまいました。初心に返って碁盤に石を並べてみたり。ただ、その着々と進む対局場面を見ていて、黒と白が織りなす碁石の羅列、ダイアグラム的なものがとても魅力的に見えました。結果的にテクノフレーズが生まれてきて、当てはめて思いました。
囲碁とテクノは相性がいい!!
囲碁の総本山、日本棋院でも上映会とトークショーが開催されました!!
他にも囲碁短編映画「こえのこえ」や囲碁のうた「犬策音頭」を制作して、なんだかんだ音楽のほうでも関わらせていただいているいま、感謝感謝です。
読んでいただいてありがとうございました!!