よく、囲碁の仕事をしているというお話をすると音楽関係はもとより、他業種のお知り合いから「囲碁ってどんなゲームかわからない」「TVで見かけても何やってるかさっぱりわからない」
「何やってるんだこの二人は」…なんてお聞きします。
わたくしが入門講師で、本当に初めての入門の方にお伝えするのは囲碁のやり方やルールでもなく、ましてや二眼の話なんて全くしません(みんなやめちゃうので^^;)。
「囲碁のイメージ像」をお伝えしてから、「道具に触る」→「ルール的なもの」に移ります。
一言で言うと「天地創造」ゲームです。
「陣取りゲーム」と人によってはお伝えすることもありますが、自分はロマンを込めて「天地創造」と言います。そして皆さんの反応をみます…ちょっと引かれてもくじけません(笑)。
「宇宙や、この世界、に見立てた「碁盤」を、対照的な二人が地図を作って広さを競う」
このとてつもなく広いスケール、自由度の高さ、そしてダイナミックな二人の大河ドラマ、いやスターウォーズばりの立ち回りで競う図を、イメージして絵にしてみました。
伝わりましたでしょうか。頑張って作ったので、なんとなく片鱗を感じた、だけでも感じていただければそれだけで幸せです。
でもこれは最近のだから、もっと前のやつもあるから。
そのもう一つはこれ。ちょっと説明多い。
普段の講座では、どれも碁盤をお見せしながら導入を行いますので、ちょっと絵だけだと「わからないな」という人もいるかもしれません。
そこで、実際に、小さい碁盤と碁石を使って、試合が終わった例図をお見せしますね。
なんとなくですが、左側が白の陣地、右側が黒の陣地ですね、なんとな〜く。
囲碁では絵画的な右脳のイメージ力がとても大事、なんとなくが大事なんです。
なんとなくどっちが広いですか?
そう、黒が広いですね!!黒が勝ち、となります。このようにして、出来上がった地図の広さを競うのです。
ここでお伝えする囲碁の特徴としては
①自分の陣地もあるが、相手の陣地も存在する分かち合い。
②毎回地図が出来上がったら広さをカウントする。
この二点でしょうか。同じ地図って、絶っっっっ対にできないんだそうです。
どうやって数えるの?どうやって試合が進むの?などなど、この辺りの質問がもし浮かびましたら、囲碁の入門の扉を叩いてみましょう。
以上、囲碁のざっくり概念を、かなりのちから技でお伝えしました。「○○とはこう言うものだ」といった知識として、日本文化の一般常識として、頭の片隅に置いてもらえればもう幸いです。
いつか、「囲碁を打ってみようかな…でもな…」ってなったらまた来て下さい。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
※教材はご自由にお使いください。ごいっぽうくださいませ。